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薬局

薬局概要

スタッフの数(2017.4現在)

薬剤師(常勤) 31名
薬剤師(パート) 1名
調剤補助員(パート) 4名
薬剤事務員(パート) 2名
医薬品管理業務補助員【SPD】 6名

認定資格

認定機関 資格 取得者数(名)
日本病院会薬剤師会 生涯研修履修認定薬剤師(5年継続) 10
感染制御専門薬剤師 1
がん薬物療法認定薬剤師 1
感染制御認定薬剤師 1
日本医療薬学会 がん専門薬剤師 1
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師 7
認定実務実習指導薬剤師 6
日本静脈経腸栄養学会 NST専門療法士 2
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師 3
日本緩和医療薬学会 緩和薬物療法認定薬剤師 3
医療情報学会 医療情報技師 1
日本糖尿病療養指導士認定機構 糖尿病療養指導士 2
日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療認定薬剤師 1
その他 日本DMAT隊員 1

業務紹介

病院における薬局の業務といえば「調剤」をイメージすると思いますが、近年の医療情勢の変化にともなって業務も多様化してきています。 ここでは、当院薬局が行っている主な業務について紹介します。

調剤業務

注射薬を、入院患者さんごとに取り揃え(個人別セット)、病棟に払い出しています。
特に、抗がん剤についてはすべて個人別セットを行い、用法用量・投与スケジュールをチェックすることで、より安全な化学療法が行われるよう努めています。 また、病棟・外来に対して、定数配置されている薬品の補充を行っています。



注射薬払い出し業務

注射薬を、入院患者さんごとに取り揃え(個人別セット)、病棟に払い出しています。
特に、抗がん剤についてはすべて個人別セットを行い、用法用量・投与スケジュールをチェックすることで、より安全な化学療法が行われるよう努めています。 また、病棟・外来に対して、定数配置されている薬品の補充を行っています。



製剤業務

医師からの依頼に基づき、市販されていない薬品の調製を行っています。 これらには外用薬が多く、主に軟膏・消毒薬などを調製しています。 また、食事から十分な栄養が摂れない患者さんに投与される高カロリー輸液の調製を無菌環境下で全病棟に対して行っています。



抗がん剤調製業務

すべての入院・外来患者さんに投与される注射抗がん剤の調製を行っています。
抗がん剤の調製では正確かつ無菌的に、また調製者への抗がん剤の曝露対策を十分にとって業務を行うことが求められます。当院では、室外排気型の安全キャビネットクラスⅡB2を使用して調製を行っています。




医薬品情報管理業務(DI業務)

薬が安全かつ最適に使用されるために、それらに関する情報を集積・整理し、医療スタッフや患者さんに提供しています



病棟業務(薬剤管理指導業務を含む)

入院中の患者さんに、薬の服用方法・薬効などを説明し、服薬の意義を理解してもらうことにより、正しい服薬が行えるよう指導しています。また、患者さんの病状・薬歴・副作用などを観察・チェックすることにより、効果的で安全な薬物療法が行われることを支援しています。 その他、病棟で使用される薬品の取り扱いにおける安全性や品質の管理、他院で投薬された薬品(持参薬)の確認、薬物血中濃度モニタリング(TDM)など医薬品の適正使用のための様々な情報提供を積極的に行っています.さらに医師や看護師とのミーティングにも積極的に参加してチーム医療を実践しています。


チーム医療

がん化学療法チーム

チームの役割

従来がんの治療は、医師を中心として行われていましたが、近年は多くの職種が連携して治療や支援を進めるチーム医療が広がっています。がん化学療法チームは、主治医や各診療科の医師と連携しながら、がん化学療法の専門的知識を有する看護師、薬剤師が、患者さんに安全、安心な抗がん剤治療を受けていただけるように努めています。また、キャンサーボードや各領域のカンファレンスにおいて、診断や治療方針について、それぞれ専門の知見に基づいて検討を行っています。

チームにおける薬剤師の役割

がん化学療法レジメンの管理、抗がん剤の投与量、投与間隔のチェックを中心としたレジメンに基づく処方鑑査、抗がん剤の調製の管理などを行うことにより、チームの活動に貢献しています。


感染対策チーム

チームの役割

Infection Control Team(ICT)は、定期的な病棟ラウンドや緊急事態の対応などを行う病院感染対策のチームで、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師で構成されています。
診療報酬における感染対策防止加算の施設基準でInfection Control Teamの構成と役割が明記されています。

チームにおける薬剤師の役割

薬剤師は、主に院内における抗菌薬・消毒薬の適正使用の推進に関わっています。薬剤師として専門の知見から感染症対策、感染症治療全般に関わることが求められています。


緩和ケアチーム

チームの役割

緩和ケアは疾患の時期によって行われるものではなく、その人の抱えている「つらさ(苦痛)」に焦点を合わせて行われます。
緩和ケアチームは、身体的症状や心の痛み、経済的な悩みなど患者さんとご家族が抱えている苦痛の軽減を目指し、医師・看護師・薬剤師・心理士、その他の医療スタッフが定期的にカンファレンス及び回診を行い、チーム一丸となって治療に取り組んでいます。

チームにおける薬剤師の役割

薬剤師は定期的に緩和ケアチームの回診に帯同し、薬学的観点から患者さんに適した薬物治療が行われているか、副作用が発現していないか、相互作用のある薬剤の組み合わせはないか、などの確認を行い、医療従事者と活発な意見交換を行っています。また、使用されている薬(医療用麻薬など)の説明を行い、患者さんや家族の方が安全かつ安心して薬を使用してもらうよう努めています。


栄養サポートチーム

チームの役割

栄養管理は、すべての疾患治療のうえで共通する基本的医療のひとつです。栄養管理を症例個々や各疾患治療に応じて適切に実施することをnutrition support(栄養サポート、栄養支援)といいます。
栄養サポートチーム(nutrition support team:NST)は医師・看護師・管理栄養士・薬剤師などから構成され、定期的にカンファレンスを行い、それぞれの専門的な立場から栄養サポートを実践しています。

チームにおける薬剤師の役割

薬剤師は、薬剤による栄養管理上の問題(消化器症状、味覚障害、嚥下障害、相互作用など)や高カロリー輸液投与に関わる問題などに関与することで、医薬品の適正使用と患者のQOL向上を図っていく役割を担っています。


糖尿病サポートチーム

チームの役割

糖尿病治療において特徴的なことは、薬物療法だけでなく食事・運動療法といった基本療法の占める割合が高く、さらに自覚症状に乏しい慢性疾患であるため、早期の患者教育が重要なことです。さらに全身のケアが必要になるため、様々な職種との親密でスムーズな連携が必要になります。当院の糖尿病サポートチーム(DST)は、医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師、理学療法士の多職種で構成され、それぞれの専門的な立場から患者の療養指導を行っています。

チームにおける薬剤師の役割

糖尿病の教育入院患者さんに対しては、患者アドヒアランスの向上を常に意識し、服薬指導、インスリンの自己注射手技の確認、低血糖及びシックデイの対処方法の指導を行い、多職種カンファレンスで患者情報の共有や問題点の抽出及び解決方法の検討をしています。また、入院患者さんを対象とした糖尿病教室のほか市民公開講座においても薬物療法についての講義を行っています。

 

教育

新規採用者の教育

●1年目前半
1年目7月のシフト入り、10月の当直業務開始に向けて、若手を中心に構成された新人教育担当が指導を行います。具体的にはまず調剤業務、注射業務といった基礎的な業務を身につけます。

年間の教育予定(簡易版)

●1年目後半
薬局全体の業務が把握できるように、各分野の先輩薬剤師が講義を行います。さらに、基礎的な業務を身に付けたあと、2年目からの病棟業務開始に向けた研修を開始します。各病棟の担当薬剤師から病棟業務についての教育を受けます。


2017年度 講義実施状況

開催予定日
8月
8月〜9月
9月
9月〜10月
10月
10月
11月
内容
喘息
吸入指導①
喘息
吸入指導②
腎臓関連 抗菌薬
感染制御
TDM 抗がん剤に
よる吐き気と
制吐剤
循環器疾患①

開催予定日
11月
12月
12月
1月
1月
2月〜3月
3月
内容
循環器疾患② 糖尿病
インスリン
手技①
糖尿病
インスリン
手技②
抗がん剤の
副作用と
対処法
疼痛緩和 担当病棟に
特化した講義
輸液・栄養

 

学会・研修会への参加

各分野の学会、研修会への参加を支援しています。具体的には前年に次年度の参加希望を取り、一年間の参加予定を決定します。学会発表、専門・認定取得のための参加は優先されます。

専門・認定などの資格取得

各領域の専門・認定薬剤師などの資格取得を支援します。具体的には各専門領域の医療チームへの参加、取得に必要な学会、研修会への参加を支援します。

 

業務実績

外来処方せん枚数          (枚)

  2014年 2015年 2016年
院内処方せん 38,121 37,077 34,010
院外処方せん 144,980 174,053 129,406
救急処方せん 14,896 15,513 14,727

入院処方せん枚数         (枚)

  2014年 2015年 2016年
入院処方せん 62,704 66,615 69,977

抗がん剤混注調製件数   (件)

  2014年 2015年 2016年
入院 4,359 4,133 4,104
外来 8,056 7,288 7,588

TPN調製件数        (件)

  2014年 2015年 2016年
TPN調整 2,165 1,480 1,042

薬剤管理指導料算定患者数・件数

  2014年 2015年 2016年
人数 8,554 9,462 11,008
件数 11,162 12,445 15,493

 

学会・論文等の実績(2016年度)

(1)学会発表

  1. ボルテゾミブの残薬破棄による経済的損失と分割調製による
    薬剤費削減効果の検討 福岡智宏 
    第5回日本臨床腫瘍薬学会学術大会2016
  2. 血液内科病棟における抗菌薬適正使用へ向けた取り組み 土本大輔 
    第64回日本化学療法学会総会
  3. 院内医薬品情報ホームページにおける更新業務の効率化 堀尾秀明 
    医療薬学フォーラム2016
  4. 全抗がん薬への閉鎖式薬物混合システムの導入に向けた問題点の検討 福岡智宏 
    第2回日本医薬品安全性学会
  5. Microsoft Excelを用いた抗がん剤化学療法における
    B型肝炎再活性化対策と評価 堀尾秀明 
    第26回日本医療薬学会
  6. 小牧市民病院における外来吸入指導の現状と新体制の構築 水谷貴樹 
    第26回日本医療薬学会
  7. 全抗がん薬への閉鎖式薬物混合システムの導入に向けた問題点の検討 福岡智宏 
    第26回日本医療薬学会
  8. 小牧市民病院におけるエベロリムス使用状況調査からの
    副作用マネジメントの検討 松田麻奈 
    第26回日本医療薬学会
  9. 小牧市民病院薬局におけるがん化学療法後のB型肝炎再活性化対策への
    取り組み 桒原悠里 
    第55回全国自治体病院学会
  10. 週1回GLP-1受容体作動薬デュラグルチドにより低血糖リスクを減らし
    注射の負担を軽減しえた2型糖尿病透析患者の1例 水谷貴樹 
    第5回日本くすりと糖尿病学会
  11. 小牧市民病院における糖尿病サポートチーム(DST)の取り組みと今後の課題 寺澤麻実 
    第5回日本くすりと糖尿病学会

 

(2)講演

  1. 乳癌患者へのアフィニトール使用に向けて 松田麻奈 第15回尾張乳癌研究会
  2. 小牧市民病院における外来吸入指導の現状と今後の方針 水谷貴樹 小牧薬薬連携セミナー
  3. 緩和ケアのガイドラインを理解しよう!~『終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン』~ 山本泰大 尾張中地区緩和薬物療法研究会 第4回
  4. 当院における自己注射指導 寺澤麻実 小牧薬薬連携セミナー
  5. 緩和ケアのガイドラインを理解しよう!~『がん患者の泌尿器症状の緩和に関するガイドライン』~ 山本泰大 尾張中地区緩和薬物療法研究会 第5回
  6. 緩和ケアのガイドラインを理解しよう!~『がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン』~ 出口裕子 尾張中地区緩和薬物療法研究会 第5回

 

(3)論文

  1. ボルテゾミブの残薬破棄による経済的損失と分割調製による薬剤費削減効果の検討 福岡智宏 日本病院薬剤師会雑誌2016;52(3):297-300

 

(4)学会研修会座長

  1. がん薬物療法の曝露対策とチーム医療 -曝露対策ガイドラインを中心に- 戸田康裕 平成28年度第2回愛知県病院薬剤師会尾張中支部薬剤業務研究会

 

(5)書籍

  1. 病院薬剤部におけるオーソライズドジェネリック医薬品導入の考え方 山本泰大(分担) PHARMSTAGE(株)技術情報協会

 

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