診療科

腎臓内科

外来担当医表

午前の部

診察室19 大石
(第1・3・5週)
神谷
(第2・4週)
唐澤 大石 下村 唐澤

午後の部

診察室19 神谷 神谷

外来受診について

診療科の特色

当科が担当する疾患は、腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全、膠原病(SLE・強皮症など腎症状を呈する疾患に限る)です。
以前は腎・糖尿病内科という枠組みであったため、糖尿病患者の外来診療も担当していますが、入院中の血糖コントロールは糖尿病内科にお願いしています。
通常の血液透析以外に、持続血液透析濾過、エンドトキシン吸着、血漿交換、顆粒球吸着など様々な血液浄化療法に対応しています。

病診・病病連携に関しては、積極的に取り組んでいます。新規血液透析導入患者の多くを近隣の透析施設に紹介し、一般外来患者も状態が落ち着ついた時点で近医に紹介しています。

慢性腎臓病(chronic kidney disease : CKD)の啓蒙活動も重要であり、かかりつけ医を対象に講演会を不定期に開催しています。

2010年4月より日本腎臓学会研修施設として、2012年4月より日本透析医学会認定施設として認定され、カリキュラムに沿った専門医育成の使命も担っています。

対象となる疾患と治療法

腎疾患の診断・治療慢性腎炎、ネフローゼ症候群、急速に腎機能が悪化するケース、腎症状を呈するSLEでは腎生検という検査が必要となります。
クリニカル・パスを活用して、4泊5日の入院で行っています。複数の専門医により病理診断を行い、患者さんに最適の治療法を選択します。
大まかに言って、IgA腎症では扁桃パルス療法、ネフローゼ症候群やSLEではステロイド治療を行います。
急性腎不全慢性腎不全との決定的な違いは、急性腎不全では腎機能が回復する可能性がある点です。
最近、急激な腎機能障害を早期に発見して対処するために、急性腎傷害(AKI)という概念が提唱されました。
AKIでは初期治療が重要であり、当科が早期に治療介入することによって患者の生命予後を改善することを目指しています。
慢性腎不全適切な薬物療法と食事療法を行い、残腎機能を保持することにより透析導入を可能な限り遅らせることを目標にしています。
慢性腎不全の最終的な治療法として、血液透析、腹膜透析、腎移植の3つの方法があります。
当院では、すべての治療法に対応しています。
血液透析であれば内シャント設置術が必要で、原則として入院で行っています。
腹膜透析の場合には、当院外科にて腹膜透析カテーテル挿入術を行います。
腎移植は、当院泌尿器科もしくは患者さんの希望する施設で行っています。
最近では、血液透析や腹膜透析を受ける前に腎移植をする先行的(プレエンプティブ)腎移植や、夫婦間での腎移植も増えています。
なお、他施設で血液透析を受けている患者さんのシャントトラブル(シャント閉塞、シャント感染など)については、従来から受け入れていません。

クリニカルパス(治療行程計画)

クリニカルパスのうち、患者さん用パスは患者さんに不安なく治療を受けていただくことを目指した治療行程計画書です。

医療機関の方へ

当院は地域医療支援病院として、地域医療連携を推進し、地域全体で継続性のある医療提供ができるよう取り組んでおります。

WEBコラム

当院が発行・寄稿した広報誌より抜粋した記事をご紹介します。
※所属、肩書きは執筆当時のものです。
※内容は現在では異なる場合があります。

医師紹介

腎臓内科部長兼血液浄化センター長

大石 秀人

専門領域
腎臓病、高血圧、糖尿病、膠原病
資格(専門医・認定医)
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
日本透析医学会透析専門医・指導医
日本急性血液浄化学会認定指導者
日本医師会認定産業医
医長

唐澤 宗稔

専門領域
腎臓内科
資格(専門医・認定医)
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
日本透析医学会透析専門医
医長

神谷 文隆

専門領域
腎臓内科
資格(専門医・認定医)
日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本透析医学会透析専門医
医師

下村 泰史

専門領域
腎臓内科
資格(専門医・認定医)
日本内科学会内科専門医
非常勤医師

山本 富男

専門領域
腎病理
資格(専門医・認定医)
日本内科学会認定内科医
日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
日本透析医学会透析専門医・指導医