診療科

脳神経内科

外来担当医表

午前の部

診察室17 吉村 千田 天草 竹中

外来受診について

診療科のご案内

脳神経内科とは、内科の中の専門分野の一つで、脳や脊髄、神経、筋肉の病気を診ます。頭痛、めまい、手足のしびれ、震え、脱力、歩行障害などの診断と治療を専門とします。

診察の際には、まず症状の出現とその変化パターンから病気の種類を推定します。発症してからピークに達するまでの時間により病気の種類が予測できます。
たとえば、脳梗塞などの血管障害ならば数分以内に症状が完成することが多く、一方でアルツハイマー型認知症やパーキンソン病などの変性疾患では数年以上かけて徐々に悪化することが多いのです。
次に、脳神経学的な診察を行い病気の場所を推定します。脳神経領域や運動系や感覚系、腱反射などを専用の道具を使用して系統的に診察し、どこに病変があるのかを絞り込みます。
病気の種類と場所がわかれば、おおよその病名を診断することができます。このように脳神経内科では全身を診ることにより診断していきます。

脳神経内科と間違えられる診療科には、心療内科・精神神経科・神経科などがありますが、これらはまとめて精神科であり、おもに精神的な原因による、うつなどの気分の変化を扱う科です。統合失調症や、認知症の一部も精神科が対応するものになります。

脳神経内科が扱う病気は、高血圧・不整脈・糖尿病など、内科の他の分野が原因で起こってくるものが多くあります。また骨や筋肉などの整形外科分野の病気が原因で起こってくるものもあります。
脳神経内科ではこれらの原因となる病気の一般的な治療も、循環器内科や糖尿病・内分泌内科、整形外科など他の診療科と協力して一緒に行います。
また当院で検査施行ができないものについては、大学病院などに依頼して対応しています。

診療科の特色

現在、小牧市民病院では脳神経内科の常勤医はまだ1名のみであり、残念ながら対応できる患者さんの数には限界があります。
このため、特に入院治療を必要とする脳梗塞などについては、脳神経内科だけでなく、当院の脳神経外科・総合内科・救命救急センター・リハビリテーション科と共同で診察・治療にあたります。

また小牧市も含めた尾張北部は、愛知県内でも脳神経内科専門医が極めて少ない地域であり、このため当院の脳神経内科外来は大変混雑しています。
脳神経内科受診を希望されるときは、是非お近くの開業医・クリニックなどの、かかりつけ医に紹介状(診療情報提供書)を作成していただき、当院への受診予約をして下さい。

脳神経内科では、問診(もんしん)といって、患者さんや御家族からのお話しを詳しく伺う必要があります。また全身の診察を丁寧に行う必要もあるため、どうしても患者さんお一人毎に時間が必要となります。
このために、できるだけ受診予約をしていただくようお願いをしています。
また症状が安定した患者さんは、再び「かかりつけ医」に戻っていただいております(「逆紹介」といいます)。
なお患者さんの病状によって、急に発症したものや重症であるものは、救命救急センターなどで直ちに対応します。

現在神経内科専門医診察を希望される患者さんは急増しており、患者さんとご家族が安心して診察を受けていただけるよう、皆様のご理解とご協力を重ねてよろしくお願いいたします。

医療機関の方へ

当院は地域医療支援病院として、地域医療連携を推進し、地域全体で継続性のある医療提供ができるよう取り組んでおります。

WEBコラム

当院が発行・寄稿した広報誌より抜粋した記事をご紹介します。
※所属、肩書きは執筆当時のものです。
※内容は現在では異なる場合があります。

医師紹介

脳神経内科部長兼リハビリテーション科部長

千田 譲

専門領域
脳神経内科一般
脳卒中リハビリテーション
資格(専門医・認定医)
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本神経学会専門医・指導医
日本リハビリテーション医学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
日本老年医学会専門医・指導医
日本旅行医学会認定医
日本認知症学会専門医・指導医
日本医師会認定産業医
臨床研修指導医講習会修了
非常勤医師

天草 善信

専門領域
脳神経内科一般
資格(専門医・認定医)
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本神経学会専門医
非常勤医師

吉村 崇志

専門領域
脳神経内科一般
資格(専門医・認定医)
日本内科学会認定内科医
日本神経学会専門医
非常勤医師

竹中 宏幸

専門領域
脳神経内科一般
資格(専門医・認定医)
日本内科学会認定内科医
日本神経学会専門医